白楽総合歯科医院

はい、開業当時、30年前では珍しい夜も診療していたのでサラリーマンが多かったです。
そこからご家族が来始めて、今はまんべんなく様々な年齢層の患者さんが来てくださいます。
今は、治療と予防と半々くらいでしょうか。
30年間やっていますが、新しい設備も入れてますし、診療内容もアンテナを張ってアップデートしています。

います、います。
当時50歳ぐらいだった方が80歳ですが、皆さん結構お元気ですよね。

当時から通っていた患者さんは少なめですが、入れ歯もインプラントの患者さんもいらっしゃいます。
インプラントの患者さんで、かぶせ物に何を入れても壊れちゃう方がいまして。
「ちゃんとメンテナンスに来ているのに、かぶせ物が壊れる・・・どうしてだろう」と、ずっと考えていたんです。
現状での答えは「呼吸位」が悪いから・・・咬合（こうごう：噛み合わせ）が強く、力のコントロールが出来ていない・・・「呼吸」は生きていく上で一番大事です。

そうそうそう。
→呼吸位についてはコチラ

「インターディシプリナリーアプローチ」といって、各分野の専門家がチームを作り、それぞれの知見を集め、ディスカッションを行いながら、1つのゴールに向かって協力していく方法です。

歯医者がいらない世界を作りたいんです。
つまり、虫歯がない、自分の歯を残すための治療がしたいのです。
歯科治療の各分野は専門性の高い・・・アメリカはみんな分かれている、インプラント、根っこの治療、入れ歯、とそれぞれ違う歯科医院に行くんです。
当院にはそれぞれ専門の先生を16名います。
そして「子どもの歯科、歯並び科、歯を残す科、歯の根の治療科、入れ歯科、インプラント科」と専門用語でなく親しみやすい単語で診療科を並べました。

その中でも僕が今一番危惧していることがあるんです。
一番の心配は0-3歳なんですよ。

本当は離乳食をやめてほしいです。

まず、授乳で何を練習しているかというと「噛みながら飲む練習」をしているんです。
それを食べ物でやらなきゃいけないのに、いきなり離乳食だと飲み込んでしまう・・・ベロで喉に運んで飲み込むという一連の流れなのに、離乳食はベロで運ぶという流れがなくなっちゃうんですよ。
だから、ウズラの卵を飲み込んで窒息死しちゃうんです。
→詳しくはコチラ
参考：口腔機能発達不全症ってなぁに？

出典：8020読本 口腔機能発達不全症ってなぁに？＞CHAPTER2口腔機能の発育過程
発達不全のチェックポイント

離乳食は口だけしか使わないけれど、ブロッコリーだったら手と口を使うじゃないですか？
脳の発育、0－1歳で脳は2倍になるんです。
その間に「手と口」（下記図参照、脳の手と口が占めてる領域は広い）を使わせないといけないんです。
手と口を使わないと「お口ポカンの子」になっちゃいます。

ビーンスターク哺乳びん（小児歯科医と共同で開発したおっぱいを飲む赤ちゃんのお口の動きや、お口の中の様子を研究した哺乳びん）を使うしかない。
ミルクは栄養を補完するので、離乳食で栄養を取らなくてもいいです。

横浜ランドマークタワーの14-24階まで鉄球があるの知っています？

ホームページには「横浜ランドマークタワーは、新耐震基準を上回る耐震性能を持つ超高層ビルで、風や地震、長周期地震動による揺れを軽減するために、振り子の原理を応用した2基の制振装置（Hybrid Mass Damperシステム）を採用しています。
この制振装置により、建物の揺れを60～70％軽減する設計となっています。」とあります。

台湾の101（Taipei 101）にもあるけど、上の方に「おもり」がないと倒れるらしいんですね。
出典：https://www.veltra.com/jp/guide/international/spot-international/16234/

高層ビルでの「おもり」の役割を、人間の場合は「口」が担っているんです。
その口の噛み合せが悪いのに、身体全体のバランスを取ろうというのが無理なんです。

離乳食は噛むためのステップです。
実は、赤ちゃんはアゴが「2級」（下記画像参照）で生まれてくるんです。

2級、つまり「出っ歯系の顔」で生まれてくるんです、受け口の赤ちゃんはいないです。
それが「噛むことによって」下アゴが前に来るんです。
「1級」（正常な噛み合わせ）にすることが、小学校1年生の6歳臼歯の目標なんです。
その大前提が授乳期や離乳食なんです。
噛みながら飲むことで、アゴが前に来るんですから。
アゴが産まれたままの状態だと、アゴが小さくなります。
実は受け口の子は成長がいいんです、ベロの位置さえ「ムーシールド（下記画像：子どものベロや口の周りの筋肉の癖を治す、主に受け口の治療用マウスピース）」で治せば受け口は治ります。
2級（出っ歯）の方が矯正は難しいんです。
成長出来てる子（受け口）の矯正の方が簡単です。

ベロの正しい位置は、上顎（じょうがく：上アゴ）の付け根なんですよ。
何でここが正しくなるのかというと、授乳の時にアゴが前に出てベロがここの位置で飲み込むということが分かってくるんです。
離乳食でも、噛んで、ベロで運んで飲み込むことで、だんだんベロが上にあがってくるんです。
重力の事を考えたら、下の方が楽なんです。

そういう風なことで食べ方を覚えていくんです。
授乳は食べるための準備期間なんです。

僕も正直知らなかった、ここ10年くらいで分かったことです。
僕の子供が小さかった時も分かってなかった。
でも菌の感染の事は分かっていたので、スポンジは別でやっていましたけど。

うちの長女は虫歯になったことがないですよ。
大人の食器と子供の食器を洗う時に、そのスポンジから移っちゃうんです。

スプーンは絶対ダメ、スポンジもダメ。

残念ながら、死なないです。
「高圧滅菌機」（下記画像：詳しくはコチラ）を使わないと、「芽胞」（がほう：細菌が過酷な環境から自身を守るために形成する、耐久性の高い細胞構造。過酷な環境じゃなくなると再び活動を再開する）は死なないです。

お母さんお父さんおじいちゃんおばあちゃんの「愛情表現」でキスしたりしますよね。
だから「マイナス1歳から予防歯科（赤ちゃんが生まれてくる前に周りの大人のお口をキレイにしておくこと）が大事なんです、それは30年前から分かっていました。
そして「感染の窓」の時期が大事です。

1歳半～2歳半の間に、口内の細菌叢（さいきんそう）つまり、口の中のフローラ、常在菌のバランスが決まります。
乳歯列が完成するのがだいたい2歳6か月くらいなので、それまでは気を付けましょうということなんですね。

はい、なのでまずはホームページで発信していきます！

そうです、そうです。
知識とかそういう事が必要ですよね。

子どもたちの健やかな成長を全力でサポートしたいんです！
実は、日々の歯科診療の中で、お子さんの口腔環境について危機感を持っています。
東大に行く子は、噛み合わせがいい＝矯正をしている子が多い。
大体矯正をしていて噛み合わせがいいんですよ。
親が子供に歯並びの事で関心、もしくはお金をかけている、年収も高い。
イケメンが多いんですよ。

噛み合せが悪いと、噛むたびに変な運動をしないと噛めないわけだから。
噛み合わせが良ければ、無駄な時間や労力が必要ないから、集中力が高まる。
キチンと口をつぐんで、鼻呼吸が出来るような子どもになるか？ならないか？です。
明治のころの子供の写真を見ると、ぴしっとしているじゃないですか。
なぜか？授乳期間が長かったんですよ。
母子手帳で離乳食は半年から、授乳は半年でやめろと言ったのは、1970年くらいからなんですよ。
そういうことを母子手帳に書き始めたんですよ。
そのあたりから歯並びが悪くなってきたんですよね。

半年から初めてと書いてありますが、正直やらなくていいです。
栄養を補うのはミルクでいいです。
※母子手帳
母子手帳改正の履歴、平成20年で「 離乳の時期の概念を従前の５か月頃から、５～６か月頃に遅らせたことに 伴い所要の記載内容を改正」とある

噛むのはブロッコリーとかリンゴとかをおいておけば勝手に食べるんですよ。
それで十分です。

そう。
絶対に口に入れますから。
せっかく頭が成長するんだから。
保育士の免許を取ろうと思っているくらいです。

歯磨きは、正直言って要らないと思うんです。
何でそれをするかというと「習慣」なんです。
習慣を身に着けるということは大事なことです。
例えば、学校に行って勉強するとか、必要な習慣をつけることは大事です。
朝、歯磨きするなどの習慣づけが出来る子は、勉強の習慣も付くんです。
歯磨きは虫歯にならないためにやるんじゃないですか？
でも、虫歯になる条件というのは、食べ物（糖）がないと虫歯にならないし、菌がいなければ虫歯にならない。
「菌」と「食事」のコントロールができればいい訳じゃないですか。
歯ブラシはついた菌を取るためという意味もあるけど、歯ぐきのマッサージという意味もあるんです。

歯ぐきの血液の流れが良いほうがいいんです。
動物が何で歯ブラシをしなくていいかというと、「生」を食べることで食べ物が歯ぐきに当たる、それがマッサージ効果になるんですね。
人間は「火を通して柔らかくすること」を覚えてしまったので、歯磨きをしなきゃならないんです。

そして歯に「穴」がなければ、虫歯にならない。
虫歯の菌は空気を嫌う菌（嫌気性：けんきせい）なので、空気が触れないような「溝」に入るんです。
いつ、穴（溝）が出来るかというと、大体「歯ぎしり」で力が掛かって「ヒビ」が入ります。
大体子供の虫歯は、「奥から2番目と1番目」に出来るんの間です。
ちょうどそこに咬筋（こうきん：下記画像参照）があって、歯ぎしりする筋肉があるから、歯と歯の間に「ヒビ」が入るんです。

ぐっとこうやるから。
アゴって結構たわむんですよ。

力のコントロール、つまり「歯ぎしりや食いしばりのコントロール」が必要です。
頬を押した状態でぐっと噛んでください、噛めないでしょう？
普通に何もしていなしていない状態と比べるとどうですか？

何でかというと「骨はたわむん」ですね、だから噛めないんです。
それくらいたわみが出るんです。

骨がたわむくらい、力が掛かっているんです。
じゃあ歯ってどうして抜けるかなんですよ。
骨と歯の硬さが違うから抜けるんです。
歯と骨の硬さが違うから、その間にへーベル（挺子：ていし）というのを突っ込むとポコッと抜けるわけです。
それと同じように骨がたわむんです。
そういう話が出来る機会がないから、ホームページに切り出してほしいです。

（突っ込み気味に）日本の危機です、正直。
優秀な人たちがいれば、日本は絶対に栄えるんですよ。
人口が減っても優秀な人がいればいい。

ベロを含めた口の周りの筋肉（口腔筋）の機能の治療です。
受け口は、「ムーシールド」でベロの位置を変えます。
これが一番最初にやらなきゃいけない矯正なんです。
その後に、「混合歯列期（こんごうしれつき）」といって、永久歯と乳歯のどちらもある時期があります。
拡大床（床矯正：しょうきょうせい）で行います。

3歳と10歳の矯正が一番コスパもいいし、能力も発揮できます。
そのときに「インビザラインファースト」をやればいいと思います。
急速拡大もインビザライン（インビザラインパラタルエキスパンダー®）で出来るようになりました。

上顎（じょうがく：上アゴ）の骨を広げるんですよ。
でもいまいち今までの口腔内の装置に比べると弱いんです。
ちょっと力が弱いけど、従来の金具のモノを入れるよりはいいかなと。
治療期間は半年くらいでした。

骨が柔らかいから、本当に早いですね。
10歳と3歳、ここでやった方がいいです。

いないです。
矯正は、ほぼ全員が対象です。

訪れる可能性がありますね。

（突っ込み気味に）ないです。
欠損が少ない時は、基本的にはインプラントがいいです。

そのような場合、「Fプレート」（上記画像）があるから、ブリッジでもいいと思います。
基本は歯をなくすのは２つの要因です。
「菌のコントロール」と「力のコントロール」この２つだけです。

力のコントール、つまり力を分散しないといけないです。
ブリッジは両脇の２本に負担がかかるので、歯根破折（しこんはせつ：上記画像参照）してしまいます。
失ったことにより隣の歯の負担が増える「力のコントロール」をするためには、インプラントしかないです。
インプラントは噛めるし、天然の歯も残せるから、第一選択肢。
ただ、ブリッジでもFプレートなら基本的には寝ているときにブリッジの脇の2本の歯の負担があまりない。

そうです、食べる時は大した力が掛からないです。

そうですよね、だからみんな信じてもらえないんですよね。
でも無呼吸症候群の話をすると、皆さん納得してくれます。
無呼吸の研究が進んだんです。
「呼吸の状態」で「アゴの状態」が分かるようになった・・・「呼吸位」です。
噛み合せは、呼吸のためにあるんです。
食べることも大事ですが、呼吸は生きていくためにもっと必要なんです。
絶対必須なんです。

やってます。
アメリカでは、根っこの治療はインプラントより高いです。

難しい。
アゴの骨があればインプラントの方が楽です。
根っこの治療も、ただマイクロ（歯科用顕微鏡）を使っていればいいというものでなく、知識がないとできないです、もちろん器用さもですが。
彼（小林先生）は完璧ですよ、この人なら確実に治してくれます。
骨が割れてたらダメですけれど、根っこの炎症は確実に治します。
やり方が大切なんです、マイクロがあればいいという訳じゃないんです。
根っこの治療と、形成（かぶせ物の治療）も含めて全部マイクロでやります。
この先生は仮歯だろうが何だろうが全部マイクロです。
マイクロ下（まいくろか）とそうでない治療は「精度」が全然違う。
小っちゃいすき間もこんなに拡大されるのだから、持ちがいいし、本当に素晴らしい。

白楽駅西口下りて徒歩1分、左手と右手に白楽総合歯科医院はあります。
各分野の専門家16人の歯科医師が一つのゴールに向かってディスカッションして治療を進めます。
まずは一度、来てお話ししたいと思います。