歯並び科

「歯並び科」という名前が面白いですね。普通「矯正歯科」というところですが。
歯医者って、言葉が難しいんですよ。
説明時、どうしても専門用語を使わなきゃならない場面もあるんですが、入口はとっつきやすい名前にしたくて、そのようにしました。

柿山

患者さんサイドに寄り添ってくれる姿勢が伺えて、嬉しいです!
僕は歯の矯正をずっとワイヤーでやってたのでやってきたので、一番得意なのは、ワイヤー矯正です。
なので、抜歯が必要な場合、極度の捻転(ねんてん:ねじれて生えている)の場合は、インビザラインとワイヤーを併用して矯正します。

柿山

そんな合わせ技ができるんですね!
僕は、咬合(こうごう:噛み合わせ)を治すことが大好き。
実は最初、入れ歯から入ったんです。
でも当院はメンテナンスに来る患者さんが多く、あまり入れ歯になる人がいなかったんです。
それで矯正に進みました。
当院は子どもから大人まで様々な方法で歯並びを治す、それだけでなく噛み合わせ、ベロや口輪筋、呼吸、トータルで診ていきます。

柿山

ワイヤー矯正とインビザライン(※)の比率は?
症例の内容を診て、出来るものを患者さんに決めてもらっています。
どちらも出来ます。

柿山

何もしなくても歯並びがいい子って、います?
いないです。
こどもの矯正はほぼ全員が対象です。
歯並びだけじゃないんです、診るところは。
歯並びの相談は無料なのでお気軽にお問い合わせください。

柿山

白楽総合歯科医院での矯正7つ
※サイト内「インビザライン」の表示は全て「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」と置き換えて表記します。またページ文末のテキストも併せてご覧ください。
いろいろな装置が順を追って説明します。

柿山
1. ムーシールド
子どものベロや口の周りの筋肉の癖を治し、主に受け口の治療に用いるマウスピースです。

2. MFT「口腔筋機能療法(Oral Myofunctional Therapy)」
歯並びに大きく影響を与える「口呼吸」などの治すために用いられる同じくマウスピースです。

柿山総合院長が熱く語る「ベロの位置が9割」

先生、受け口は何らかの治療が必要なんですか?
3歳で受け口の子は9割は「ベロの位置が原因」です。
ベロの位置は、「上顎(じょうがく:上アゴ)の付け根」にくるのが正常なんですね。
「下の歯の裏側」(下記写真)に来ると受け口になっちゃう。

柿山

それは「ムーシールド」(下記画像)というマウスピースでやれば、結構治る。
「噛み合わせ」は、結構変わるんです。

柿山

例えば・・・アゴをぐっと押してから噛んでください(下記画像参照)、そうすると噛めないんです。
なんでかというと「骨はたわむ」からですね。

柿山

3. 床矯正(しょうきょうせい)
こどものアゴを広げる矯正装置です。

4. インビザラインパラタルエキスパンダー®
インビザラインの急速拡大装置(つけっぱなしバージョン)です。
7~10歳頃のお子さまに適しています。
「上アゴが狭い」「歯が並ぶスペースが足りない」といったお子さまは、早めにご相談ください。
上アゴの骨を拡げます。
装置が透明なため、従来の金属製の急速拡大装置より目立ちません。



5. インビザラインファースト

インビザラインの子ども版です。
(以下、大人の矯正)
6. インビザライン

大人の矯正のためのマウスピース矯正です。
→詳しくはこちら
7. ワイヤー矯正
歯の矯正といえばこれ!という長い歴史のある矯正装置です。

インビザラインとは?

「インビザライン」とは、アメリカに本社を置く「アライン・テクノロジー社」のマウスピース矯正ブランドです。
インビザラインにはこのような特徴があります。
A. マウスピース矯正のパイオニア
矯正治療の選択肢として広く知られ、日本国内だけでなく世界中で多くの患者さん1500万症例を25年にわたり治療してきた実績があります。(2025年11月現在)
B. 目立たない
インビザラインのアライナー(マウスピース)は透明で目立ちにくく、デジタルで設計された診療計画のもとぴったりとフィットするアライナーが複数枚作製されます。
矯正器具を目立たせたくない方にもおすすめできます。
C. 金属アレルギーの心配がない
ワイヤー矯正と違い金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。
D. 食事や歯磨き時に取り外せる
食事や歯磨きの際に取り外せるので、歯の清掃性に優れています。
E. 3Dスキャナー「アイテロ」での型取り
従来の歯型を取る時の粘土のようなものでの型取りではなく、「口腔内スキャナ―」をお口に入れて3Dで精密にスキャンしていきます。
また「クリンチェック」で矯正後の歯並びのシミュレーションが見られます。

アイテロで噛み合わせを採得すると、1番見たい噛み合わせが喉から見ることができますし、デジタルなので永久に保存できて、現在と将来の噛み合わせを予測、保存できます。

柿山
F.「セファロ分析」をします
歯列・骨格の分析のためレントゲン画像を用いた診断「セファロ分析」を行います
単に見た目を綺麗に整えるだけでなく、歯を支えるアゴの骨とのバランスや噛み方の癖など、骨格を総合的に判断することが大切です。
当院では矯正歯科用の特別なレントゲン(頭部X線規格写真:セファロ)を用い、患者さまの骨格を分析します。
※インビザラインは全て保険適用外の自費診療となります。
歯列矯正の料金についてはこちら
「総合歯科医院」ならではインビザライン治療
当院は「総合歯科医院」です。
各専門分野での研鑽を重ねた歯科医師が相談して診断を行っており、よりよい治療法が見つかるよう務めています。
当院でインビザラインを行うまでの一連の流れをご説明いたします。
1. 検査・診断
インビザラインをご希望される患者さまには、まず検査を行います。
既往歴がある方は、服薬状況が分かる「おくすり手帳」をお持ちください。
問診票にご記入いただき検査を受けたあと、医師とのカウンセリングを行います。
2. カウンセリング
インビザラインのメリットやデメリット、起こりうるリスクの説明を行います。
アライナー(マウスピース)を使った矯正治療は、装置を少しでも長く装着し続けることが大切です。
飲食の指導やケア方法など、インビザラインをするうえで大切なポイントもご紹介しています。
※ご要望や歯列の状態次第では、他の治療法をご提案する場合もあります。
3. 治療開始
治療の進め方・料金・治療期間にご納得いただけた場合、治療をスタートいたします。
アライナーを複数枚作製し、指定の時期に新しいアライナーへ交換し、治療を進めます。
インビザラインは1日20時間以上装着、食事や歯磨き以外の時間は原則装着となります。
また、アライナー装着中は唾液の自浄作用が届きにくいため虫歯になりやすいため、しっかりとした歯磨きが必要となります。
4. 定期通院・メインテナンス
定期的に経過観察を行い、治療計画どおりに歯が動いているか確認します。
虫歯や歯周病など処置が必要な箇所はないかお口全体の点検も合わせて行います。
また、口腔内のスキャンや写真撮影で、前後の記録と比較し進み具合を確認することができます。
5. 保定期間
治療計画でゴールと定めた歯並びになったら治療完了となります。
歯は元に戻ろうとする力が働くので、「保定装置(ほていそうち:リテーナー)」で歯を動かさないようにします。
保定期間は矯正期間と同じが望ましく、例えば2年間インビザラインをした場合は2年以上の装着をお勧めします。
6. 歯並び以外の治療も可能
矯正が終わると、みなさん笑顔に自信が持て、歯を見せて笑うようになります。
同時に自分の歯に対しての意識が高まります。
「かぶせ物の色」「インプラント」「ブリッジ」「歯を失った」など複数のお悩みをお持ちの患者さまもおられます。
当院は「総合歯科医院」なので、他の治療とインビザラインを組み合わせた診療計画の立案が可能です。
矯正完了後にインプラントでお口元を整える治療を行うプランなど、個々の状態に応じてご提案を行います。
また、ブリッジ、かぶせ物がある場合の矯正のご相談も可能です。
インプラントや入れ歯の方もご相談ください。
歯を失っている患者さまの場合、先に矯正治療を行い、その後インプラントの治療を行います。
インビザラインの計画時点でインプラント埋入箇所についても考慮し、適切なスペースが確保できるようプランニングを行います。
歯の抜けた箇所によっては矯正治療とインプラント治療を同時に行う場合もあります。
既にあるインプラントはアゴの骨に固定されているため、固定された部分を中心とした矯正をご提案しています。
インプラント治療を検討している、すでにインプラントをしているが歯並びも整えたいなど、患者さまのご要望にできるだけ沿えるよう努めています。
まずはお気軽にご相談ください。

インビザライン提携クリニック
矯正治療はすぐに終わる治療ではありません。
治療中の転勤・引っ越しなどに対応できるよう、当院は国内外の提携クリニックにご紹介が可能です。
国内提携先クリニック
- 市ヶ谷番町歯科クリニック(東京都千代田区)
- ルミライズ歯科 東中野(東京都中野区)
- 月島キャピタルゲート歯科(東京都中央区)
- やまもと歯科 大久保院(京都府宇治市)
- 海外提携先クリニック:さくらデンタルクリニック(マレーシア セランゴール州 クアラルンプール)
ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正は、ワイヤーと留め具(ブラケット)の固定式の装置を使用します。
歴史が長いため安定した治療が出来、また様々な歯並びに対応出来ます。
矯正治療は長期に渡るため、しっかりとカウンセリングを行ったうえで治療のご案内をいたしますのでご安心ください。
お子さまのワイヤー矯正

乳歯と永久歯が混在している場合、マウスピース型の装置では歯並び治療を行えないことがあります。
また、取り外しができる装置は、取り付けることを嫌がるお子さんもいます。
ワイヤー矯正は取り外すことはないので、継続して歯の矯正を行うことが可能です。
お子さまの矯正治療をおすすめする理由
大人になってから歯並びを気にするよりも、小さな頃からしっかりと整えることで、お子さまが歯並びや見た目を悩むことが少なくなります。
中学生・高校生は部活や勉強が忙しいことと、アゴの成長を活かして矯正が出来るために小学生前後での矯正治療をお勧めしています。
大人になってから矯正だと抜歯を提案される症例でも、子どもの矯正ではアゴの成長を活かして抜歯せずに矯正を行えるケースがあります。
ワイヤー矯正も締め付け・痛みが起きないよう配慮しながら治療を進めてまいりますので、お子さまの歯並びについてもお気軽にご相談ください。
成長期ならではの歯並びのお悩みに対応可能
お子さまの矯正治療では、以下の症状の改善が期待できます。
デコボコの歯並び(叢生:そうせい)
歯が重なり合うように生えている状態です。
「八重歯」と呼ばれる犬歯だけが飛び出した状態もこの一つです。
アゴの成長を促進し、充分なスペースを確保しながら治療を進めていきます。
すきっ歯(空隙歯列:くうげきしれつ)
歯と歯の間に空いている状態が「すきっ歯」です。
通常は、犬歯が生えてくる頃に隙間が埋まりますが、その時期を過ぎても埋まらない場合は矯正治療を行うことをおすすめしています。
出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)・受け口(下顎前突:かがくぜんとつ)
上下どちらかのアゴが発達不足で、前歯が噛み合わない症状です。
ワイヤーで歯並びを引っ張りながら、正しい位置に歯列が整うよう調節していきます。
歯並びの相談は随時承っておりますので、まずはご相談ください。
お子さまの歯並び、ベロ、口の周りの筋肉を正しく誘導すると、将来の噛み合わせや不具合も予防出来ます。

※歯列矯正(歯の矯正)は全て保険適用外の自費診療となります。
※1マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
※2マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。
マウスピース型矯正装置(クリアライナー)は、ASO社の製品であり、ASO Internationalを介して入手しています。
※3国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
※4マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として承認を受けております。
※5マウスピース型矯正装置(インビザライン) (クリアライナー)は、完成物薬機法対象外の歯科矯正装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※1矯正歯科治療は公的医療保険の適応外の自費(自由)診療となります。
※2
A:成人矯正の場合、抜歯を伴う場合は3年前後で通院回数は約30回、抜歯を伴わない場合は2年前後で約20回です。
B:小児矯正の場合、永久歯が生え揃うまで通院していただきますので、矯正治療をスタートするタイミングとその後の永久歯との交換の早さによって前後します。
平均すると3年程度で、通院回数は約30回です。
C:部分矯正の場合、0.5~1.5年程度で通院回数は約5~15回です。
※3矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
①最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
②歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。


